「私…カラオケは……ちょっと」 歌は好き。 だけど、カラオケとかそういうのは、あまりなれてなくて。 それに、お金もそんなにないし。 ……放課後は、優くんと話したい。 「そっかー…! でも、いつか花音ちゃんの歌、聞かせてね!」 「えぇっ!!」 それは、恥ずかしい…!! 「つーか木崎は、放課後は用事があるんだったな!」 意味深なように、沢田くんは笑って言った。