「優くんに、ずっと伝えたかった想いがあるの……。 あの時、ノートで伝えようとした言葉……」 その言葉にドキッとする。 好き?って聞くと、うなずくことはなかった花音。 どんな言葉か、知るのが怖かった。 あのとき俺は、花音の気持ちを聞くのが怖くて、ノートを開く花音の手を止めた。 そのときの言葉が、 今……花音の声になる。 俺は静かに目を閉じた。