午後の部の前に、クラスみんなでお弁当を食べている教室へ向かった。 「あっ!花音ちゃん!こっちー!!」 手招きされて、私はそこへ向かう。 そして、みんなの輪の中に入って座った。 「ずいぶん遅かったな?」 隣になった沢田くんが、そう言ってきた。 ……そうだ。 私、まずは沢田くんに気持ちを伝えないと。 私は、優くんが大好きって。 話があるって、言わないと。