【完】君ノート





〔ありがとう〕



プリントに、そう書いた。




「え!俺、なんもしてねぇし!!」



私の言葉にびっくりしてるけど……。


なんもしてないって。




私が助けられてるの、分かってないのかな?


なんだかおかしくて、笑みがこぼれる。





「……あっ」



少し頬を赤く染め、目を見開いて私を見てきた沢田くん。



私は、どうしたの?って意味で、首をかしげる。




「……あ、いや。……つーかさ!!」



沢田くんは、急にバンッと机をたたいて、立ち上がった。



私は机の音と、沢田くんの声にビクッと肩をあげてしまった。



「……こ…困ったこととかあったら……言えよ?
俺でよかったら、話聞くし」



私はポカーンとして、私の様子を横目でチラッと伺う沢田くんを見る。


その横顔は照れているのか、顔が赤くて。