それがとても嬉しくて、私も自然と笑顔になる。 「……じゃ、教室行こっか?」 「うん、そうだね!」 ふたりで教室への道のりを歩き始めた……その時。 「おーい!」 私たちの左側にあったグラウンドから、大きな声が響き渡った。 何事かと思ってグラウンドを見ると、こっちへコロコロと転がってくるサッカーボール。 ………と、それを足早に追いかけているひとりの少年。 ユニフォームの色から、彼は1年生だと分かった。