「竹刀と木刀どちらが良いですか?」 「木刀が良いです。」 「わかりました。はい」 「ありがとうございます。」 中村が望月に木刀を渡すと、望月は木刀の重さを確認した。すると望月は、不満気な顔で中村に聞いた。 「中村殿、これ軽くありませんか?」 「木刀、これしかなくて…」 「はぁ、まぁいいでしょう。普通の剣道をやればいい話です。」 「??」