体操座りと救世主


待ち合わせ場所に着くと、日野はすでに待っていた。

「雅也ー!タケちゃん!」

「おー!」

日野も浴衣を着ていた。

「なんでタケちゃん浴衣やないん?」

「動きづらいやん。」

「えー!つまらんー!」

「人多いな。」

「迷子になるなよ2人とも。」

俺がそう言うと、2人はじっと俺を見た。

「タケちゃんが一番迷子になるやろ。浴衣やないし。」

「そうやな。文ちゃんちっちゃいもんな。」

「お前らー!」

日野は女子高生のようにきゃっきゃと笑っている。

「出店回ろうやー。」

「おん。」