「坊ちゃん、友達がお見えになっています。」 「…友達?」 中から出てきた戸上が、ギョッとした顔をした。 「…よ。」 「それではごゆっくり。」 メイドは立ち去った。 「…何の用?」 「…昨日のこと謝りたくて。」 「…入れや。」 戸上の部屋は、生活感のない殺風景なものだった。