「えっと、アイちゃん…いや、マナちゃん、」

「タケくんやっと気付いたかあ。」

学校の近くのカフェに入ってアイちゃん、もとい、マナちゃんと向かい合っている。

「…ごめん、みんなアイちゃんて呼んでたから、てっきりアイちゃんやと…」

「ふふ。私のことアイちゃんて呼んでる人の中で勘違いしてたの、たぶんタケくんだけよ。」

「まじか!?」

「まじだ。」

「うわあ。恥ずかしい。」

「ほんと、タケくんはおっちょこちょい。」