授業が終わり、廊下を歩いていると、目の前によたよたしてる女の子がいた。

「ん?あれ、愛ちゃん?」

「あ、タケくん。」

愛ちゃんだった。重そうな荷物を持っている。

「どしたんそれ。」

「学祭でな、うちのサークルはカフェすることになったんやけど、その準備。」

もうすぐ学祭か。

「そうなんや。運ぶん手伝うよ。」

「ほんと?助かるー。ありがとう。」

愛ちゃんの荷物を半分受け取った。