「ははっ。俺は大丈夫やけん、ちゃんと山崎くん構ってあげえよ。」
「…」
「何?顔になんか付いとる?」
「戸上…」
「なん?」
「あんな…」
「ん?」
「愛は…」
ドンッ
背中に誰かが当たった。
「おはようタケくん!」
「え、あ、うん、おはよう。」
愛ちゃんだった。愛ちゃんはそのまま何もなかったかのように友達のところに行ってしまった。
「タケ、なん?」
「あ、いや、なんでもない。」
危うく自分が愛だと暴露するところだった。
まだ、言うには早い。
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