体操座りと救世主


愛はそれから毎日のように裏山に通った。

龍は毎日来て楽しそうに話す愛になついた。


そのころ、兄・誠は、しばしば愛が家を留守にすることに不信感を持ち始め、愛のあとをつけることにした。

「裏山…?」

愛はずんずん進んでいく。

愛は頂上付近で立ち止まり、笛を吹いた。

その瞬間、強い風が吹き、巨大な何かがやってきたのがわかった。

「愛…?うわあ!?」

「へ、お兄ちゃん!?」

龍は誠を睨み付けるように愛に寄り添っていた。