体操座りと救世主


「ナカヤン、なあ、ナカヤン起きて、」

「起きとるよー。」

「はよ帰って寝えやー。」

「帰れんー。立てんー。連れてってー。」

「はあ?…てか酒臭いし。昨日めっちゃ飲んだやろー。」

「そんな飲んでないー。」

「嘘ばっかし。」

こんなことをしてても仕方ない。

「わかったわかった。家まで送ったげるから立ってよ。」

「無理ー。おぶってー。」

「はあ?」

全く立ち上がる気のないナカヤン。

「…しょうがないなー。」

俺はナカヤンを背負って家の方向に歩いた。

ナカヤンの家が駅からまあまあ近いことが唯一の救いだ。