「戸上ん家すごいな!庭から花火見えるとか無敵やん!」 「ははっ。何それ。」 いくつになっても花火を見ると興奮する。 「こうやって誰かと花火見るん何年ぶりやろなあ。」 戸上が微笑んだ。 「え?」 「中学入ってから、祭り行かんようなったんよ。ひとりでいつも留守番しおった。」 「…そうなん。」 「ひとりで静かに見るんもいいけどやっぱり誰かと見た方が楽しいな。」 「…うん、俺も戸上と花火見るん楽しいよ!」 「タケ、ありがとう。」