戸上は袋の中からたこ焼きを取り出した。 「家族のみんなは?」 「祭り行っとる。」 「そっか。なあ、戸上って、俺と一緒に星見たことないよなあ?」 「ないけど…なんで星?」 「さっきな、星見おったら急になんか懐かしくなって、戸上に会いたくなった。」 「へえ。変なの。」 「そうなんよ。変なん。」 りんご飴をかじる。 ひゅー…バーン! 「うっわ!ビックリしたあ!」 「花火始まったみたいやね。」 戸上家の庭からでも十分綺麗な花火が見えた。