「はぁ・・・ あたしに本当にできることのなのかな・・・?」

修行が終わったのは、夕日が沈んだ頃。

沈んで行く夕日を見ながら、同じように沈んで行く気持ちをどうやって上げて行こうか考えていた。

結局、今日も修行の成果が得られることはなかった。

自分の不甲斐なさに何度も溜息が出る。

「ここにいたのか」

「円・・・」