「これを大事に持っておけ。お前を守護してくれるはずだ」

「いいの?」

「いらないならいいが?」

「・・・いる」

その言葉を聞いた円は、小さく微笑み札を渡してくれた。

そっと触れる手と手。

「最初から素直になればいいものを・・・明日、もう一度話をしよう。今日はいろいろあって話もロクに出来なかったからな・・・」

「うん。わかった」

「もう遅い。ゆっくり寝るといい」

「おやすみなさい」