「貴女様がなんのためにこの屋敷に来たのかも、俺にはわかっている。
ですから、俺にはなんでも 話してください。力になれるようなことがあれば・・・ 菖蒲様の手となり足となり働きましょう」
ということは、私が何をしたいのかもわかっているような言い方だった。
「・・・あたし、ちょっと不安だったんだよね・・・
ここに来ても、光巫女としてのあたしが必要であって、南川 菖蒲っていう女の子の話は誰も聞いてくれないんじゃないかって・・・」
光巫女の力だって自分が扱えるものじゃないのは十二分にわかっている。
強くなりたいのに、結局は姉の桜にすべて頼ろうとしている。
いつか、自分はいらなくなってしまうのではないかという不安が、今もこの胸を渦巻いていた。
ですから、俺にはなんでも 話してください。力になれるようなことがあれば・・・ 菖蒲様の手となり足となり働きましょう」
ということは、私が何をしたいのかもわかっているような言い方だった。
「・・・あたし、ちょっと不安だったんだよね・・・
ここに来ても、光巫女としてのあたしが必要であって、南川 菖蒲っていう女の子の話は誰も聞いてくれないんじゃないかって・・・」
光巫女の力だって自分が扱えるものじゃないのは十二分にわかっている。
強くなりたいのに、結局は姉の桜にすべて頼ろうとしている。
いつか、自分はいらなくなってしまうのではないかという不安が、今もこの胸を渦巻いていた。

