「私がそう願ったの・・・ 貴方の罪は、私の罪でもある。だから・・・海には最後まで責任を取ってもらうわ・・・」



そう言うと、海は優しく微笑む。



「お安い御用だな・・・」



海に触れる。


そのまま手を引かれ、鼓動が聞こえる海の胸の中へ顔を埋める。



暖かい・・・



「風、円様と菖蒲様の所へ行こう。あの二人の手助けをしなければ」



力強くうなづくと、二人は走り出した。