「私は千年後に封印が解けるだろうことを見越して、私の子孫たちに呪をかけました。私の力を受け継ぐ、南川家には退魔師としての力を。東峰院には銀がそうであったように封魔師としての力を受け継ぐように」


「九尾が、封魔師・・・?」


「・・・東峰院家・・・つまり東峰院円は、銀の血を引いているのです・・・」


「そんな・・・」


「私はそれをわかっていながら、銀の子を産んだ。その苦悩に耐えきれず、自分も同じようにこの体を封印した。
これから生まれてくるであろう、光巫女を導くために・・・」