「なんですの、海。今は・・・」


「悪い、今は少しの間、眠っててくれないか・・・」


そう言った海は、何か小さく呟くと風は力が抜けたように倒れそうになる。それを海が支える。


「海・・・?なんでこんなこと。ここから逃げなきゃいけないのにっ!」


「・・・菖蒲様、神具は何処ですか?」


「えっ・・・?」