光の巫女

「そんな、やり方なんてわからないよっ!」


(大丈夫。今の貴女には心の中にいる殿方との絆がある。その証拠に、お札が力を与えてくれる・・・
光巫女の力はすべて、支え合ってこそのもの・・・)


札を見つめる。これは円が自分にくれたもので、どうしてもこれだけは手放すことが出来なかった物。


離れていても、何処かで繋がっていたいという心の現れだった。


(今まで、貴女が懸命に修行していたことも、私は知っています。今なら、どんな術も使いこなせるはずです)