「何がおかしいわけ?」


『なぜ、このような場所に私が赴いたのかわかりますか?
いいおもちゃが沢山いる、この場所に・・・』


「っ!!お前・・・」


『私の生み出す可愛い狐達は、人間の肉体に憑依するのが好きなのですよ。貴様が作り出す結界があろうと、人間どもを操ることなど造作もない事・・・』


「菖蒲ちゃんっ!七瀬ちゃんから離れるんだっ!」


「えっ?」


凪が叫ぶと同時に、伸びてきた手に首を締められる。七瀬が柊花に操られているのだ。