「凪君はチャラチャラしてるけどイケメンだし!
海君は寡黙そうだけどイケメンだし!
棗君は何考えてるかわかんないけどイケメンだし!
風ちゃんは気が強そうだけど美人だし!!!
羨ましい限りじゃないっ!」


もう最後の方には、内緒話の域を超えるほどの大声になっていた。七瀬は昔からイケメンや美人さんにはうるさい。
けれども、これほど興奮しているのだから、それぞれ七瀬にとっては合格点なのだろう。


「とりあえず、何かあったら力になるからさ。話してくれてありがと。菖蒲」


「七瀬ちゃんも、話聞いてくれて、受け入れてくれてありがとう」


「あたし達親友でしょ!だからーーー」


「!!!!」