光の巫女

「何の騒ぎだ」


この屋敷に何者かが侵入したのを、円も気づいたのだろう。険しい表情を携えており、菖蒲すら少し怖くなる。


「あ、円っ!」


「ーーーっーー!さ、くら?」


円の姿を見つけた桜は、すぐさま円に駆け寄り感激のあまり抱きついたのだった。