「阿紺が知らせてくれたんだよ。阿紺の鼻は呪を逃さない。初めてあった時から、その存在には気づいていたんだ」

「凪さん、やっぱり私は呪われているの？」

「う〜ん・・・少し違うよ。まだ君にかけられた呪は完璧じゃない。一週間、同じ夢を見続けても窶れているだけだ。
光巫女の血は伊達じゃないってことかな」

凪の話によると、呪は一週間で完璧なものとなるらしい。

それが、今晩ということになる。

「一度は失敗しているようだけどね。
円ちゃん、初代光巫女様も同じように呪にかかっていたって知ってる？」

「ああ・・・・」