「じょ、冗談でしょー…! だって、こんなに優しい紅が、 人を食べるわけ無いよ!!」 紅は、目を見開き驚く。 「…」 「あ、ご、ごめん…」 「…違うんです。 そう言ってもらえるとは思ってなくて…。 誰にも求められず、存在している意味が 無かった。 だから私は、ずっと独りで生きてきました。 それで貴方に会って、こう言われて、 …嬉しい気がしました。 感情が…、 わかった気がしたんです…。 何だか、恥ずかしいですね。」