マキト<そう、基準>





海<基準って、あるの?>





玲<わたくしは魔物ですわよ>






桐花<狐だものね>






海<魔物って、人の姿をしてる?>







リン<――――――>







サラ<我の精霊から考えよう>







海<精霊は魔物なの?>






ハヤテ<そこはわからない>






健斗<路線は近いよね>






桐花<玲は力が強い魔物よ>






海<そう?>






玲<失礼じゃありません?>







玲はジト目で睨んだ。







海<どうして魔物は人間の姿になるの?>






ハヤテ<人間を襲うため――――――>






ハヤテはポツリと呟いた。







海<ハヤテ?>





ハヤテ<!何でもない>








海<?>







健斗<ハヤテ――――――>







桐花<ま、打ち解けて襲うのよ>