<桐生のお姫様にしばらく―――>





<そうね>






少女も納得した。







<治癒の姫を浚い、結界を壊す!>







<兄上>






<お兄様>






<さすが>







松下家






いずれ、彼らと桐生院は――――――







拒否することなく、出会うことになる。










<松下家>






がっしりした体つきの少年は言った。






<許さん。桐生院―――>