―――相棒に言ってない?―――





海<初耳だよ>





麗<呪いですね>






健斗<呪い>







桐花<サラマンダーにかけた呪いって?>







リン<少し気になるかも!>







玲<よっぽどの高位な呪いでしょうね>







麗<解けるかもしれませんよ>







麗はきっぱりと言った。







ハヤテ<あっさりと言ったな>






海<俺は三年間悩んでいたのに――――――>








ハヤテ<術師とかに会わなかったのか?>







海<サラがヤダって言ったんだよ>







ハヤテ<気難しいんだな>







海<サラマンダーって高位精霊>







ハヤテ<だから気難しいのか――――――>







リン<海くんとハヤテくんだけで成り立つ会話をしないで!>






麗<私がなんとかします>







健斗<そろそろ一部のみが成り立つ会話は、ね>






海<サラ、どうする?>







―――麗に頼るか―――







ハヤテ<麗に頼るんだって>








麗<わかりました>







麗は海の近くに行く。







そして、海の背中に触れる。









麗<サラマンダーはここら辺にいます>







リン<近くにいたんだ>







麗<やりますよ>







海<オーケー>






海は答えた。