桐花<あらあら、男二人ね>




健斗<記憶を―――――――――>




桐花<この長さは、麗の髪なのね>





桐花は呟いた。







桐花<中性的な男。ゴツい男よ>








玲<桐花さん―――――――――>







健斗<言葉を選びなよ――――――>








桐花<ゴツい男が麗を担いでる。真っ直ぐ進むみたいね>







桐花は言った。








桐花<中性的な男に見覚えはあるんじゃない?リン>






リン<もしかして―――――――――>







玲<千鶴と言う人?>








桐花<イエス>





リン<あ!>






鈴花は叫んだ。







玲<リンさん!>








リン<ごめん>








桐花<千鶴じゃなくて、別のことを思い出した?>