ハヤテ<とにかく、三階に行くぞ>




健斗<女の子はどうする?>




ハヤテ<俺が上に行く。健斗は上に歩いて>





海<ハヤテはどうするの?>





―――さっき体感しただろ!―――






海<そっか>






ハヤテ<上昇>






ハヤテは短く呟いた。






それだけ、少女は上に飛ぶ。







<風よ。大切な儚き命を守りたまえ>







少女はストンとベッドについた音がした。






海<すごい>






リン<感心している場合じゃない>







ハヤテ<行くぞ>






走って、三階に向かった