【学校】

風磨「咲蘭〜。お帰り」

いきなり抱きついてくるんだ!

咲蘭「ただいま。風磨、女においかけまわされてるのね。」

風磨「助けて。」

咲蘭「ちょっとまってて。」



咲蘭「そこの、ケバい女たちよく、聞け!嵐門王の幹部らはな、お前らみたいにメイクで顔を隠してるようなやつと並ぶようなやつらじゃない。もし、本気ですきなら、メイクで顔を隠さないことをお勧めする。まあ、今まで顔をメイクで隠して生きてきたと思われるお前らにはむりなはなしだけどな。」

ケバい女1「あなた、何様のつもり?遼様と手をつないでいるなんて!」

ケバい女2「あんたこそ、媚び売ってちかづいたんでしょ?なんなの!偉そうに!」

ケバい女3「あなただって、整形かなんかして、綺麗な顔になったんでしょ?」

みんな、言いたいこと言い過ぎだっつーの。

星也「みなさん。勘違いされてるようなんで、言っておきますが、咲蘭は俺らに一切近づいてきませんでした。遼は、普通の女なら、あなたたちみたいに媚を売ってくるはず、って思って、俺らから近づいたんですよ。」

ケバい女1「じゃあなんで、手なんかつないでいたのですか?」

遼「それは、俺と咲蘭が、許婚だからだ!」

ケバい女2「えっ!って事は、もしかして、全国No.1の財閥、竜門寺グループの次期社長?」

咲蘭「そうだよ。あたしは媚を売るような女が嫌いなんだよ。自分自身をしっかり見ようとしてくれる、男にしか興味ない。だから、最初、遼達からにげてた。」

ケバい女3「そんなん作り話よ。嵐門王のみなさんもそいつに話合わせてるだけなんでしょ?」

風磨「咲蘭の事、悪く言わないでもらえるか?おれ、女は嫌いだけど、咲蘭は好きだから。咲蘭はあんたたちみたいに、偽りの姿じゃなく真の姿でいつもいる。着飾らないで、自分のありのままを俺らに見せてくれるんでね。」

遼「今度、咲蘭の悪口言ったら、ただじゃおかねえからな。お前らの会社、全部倒産させてやるよ。」

ケバい女たち「すいませんでした。」




咲蘭「風磨も大変だったね。」

風磨「なんで、咲蘭とは大違いなんだろうな?」

咲蘭「さあ?」

遼「風磨、そろそろ、離れろ」