私はソファーの前にちょこんと座ると


部屋を見渡した


必要最低限の物は置いてなくて


光さんらしいシンプルな部屋だった


「そんなに見られると恥ずかしいな」


キッチンからカップを手にした光さんが戻ってきた


「はい。ココア好き?」


私は頷きココアの入ったカップを受け取った


口に含むと温かくて甘い味が口に広がる