どこかで光さんが助けに来てくれるんじゃないかって期待してた私がいた だけど本当に来てくれるとは思っていなかった でも汗だくで髪が乱れている光さんを見て 今まで必死に私のことを探してくれていたんだと気づく そう気づいた以上涙は止まらなくて 私は思わず光さんの胸に抱きついて体を預けた 光さんはそんな私をまるで壊れ物に触れるように優しく だけど力強く抱きしめてくれていた