「光さん...お金..あんな大金どこに..」


2000万なんて


普通そんな大金持ってるわけない...


「こうみえても俺、実は社長なんだよ?だからお金のことは心配しなくていい。お金よりもヒカリちゃんの方が大切だから」


そう優しく微笑んだ


その一言を聞いた瞬間


頬に涙が伝った


そんな私に光さんは一瞬目を丸くしたけれど今までにない以上の優しい表情を向けて


私の頬に伝う涙を拭った


光さんの手は温かくて