朝の光を感じ目を開ける。
(ん!? 此処一体何処?)
私は一瞬我を忘れていた。
眠気眼で横を見ると直樹と目が合った。
(えっ!?)
私は思わず仰け反った。
直樹君は秀樹君のベッドの横で私の目覚めるのを待っていたようだった。
(ヤバい。パジャマがはだけてた。お願いアッチ向いてて……)
でも直樹君はそんなことはお構い無しで、私の横に潜り込んできた。
嬉しいクセに気恥ずかしい。
私は思わず、直樹君の体を拒否していた。
それでも直樹君は強引だった。
何度か軽く触れ合うキスを交わして行く内に、次第に深くなる。
私はいつの間にか直樹君とのキスに溺れていた。
狭くてきしむ二段ベッド。
ちょうど真下は珠希さんの仏壇。
罰当たりだと思う。
でも止められない。
昨日は初めての夜なのに何もなかった。
直樹君は普段通りに?
二段ベッドの上段で眠ってしまったんだ。
仕方なくて私は、秀樹君が眠っていたという下段で眠ることにしたのだ。
だから嬉しい。
直樹君とのキスが嬉しい。
直樹君がやってくるまで、私は必死に声を押し殺していた。
でももう無理だった。
私は遂に口から漏らしていた。
その声に自分自身で驚いて直樹を見た。
直樹君は泣いていた。
泣きながら微笑みを浮かべていた。
「ママをもっとびっくりさせてやろう」
直樹君はそう言いながら、更に激しく私を揺さぶった。
直樹君は悪戯っ子のような目をしていた。
「でも、仏壇から『やめろ』って言われそう」
「あぁ、中村さんとこんな風になれるなんて……、本当に本当なんだよ。中村さんは俺の初恋の人なんだ。だからママだって許してくれるはずだよ」
直樹君は又ウィンクをした。
(ん!? 此処一体何処?)
私は一瞬我を忘れていた。
眠気眼で横を見ると直樹と目が合った。
(えっ!?)
私は思わず仰け反った。
直樹君は秀樹君のベッドの横で私の目覚めるのを待っていたようだった。
(ヤバい。パジャマがはだけてた。お願いアッチ向いてて……)
でも直樹君はそんなことはお構い無しで、私の横に潜り込んできた。
嬉しいクセに気恥ずかしい。
私は思わず、直樹君の体を拒否していた。
それでも直樹君は強引だった。
何度か軽く触れ合うキスを交わして行く内に、次第に深くなる。
私はいつの間にか直樹君とのキスに溺れていた。
狭くてきしむ二段ベッド。
ちょうど真下は珠希さんの仏壇。
罰当たりだと思う。
でも止められない。
昨日は初めての夜なのに何もなかった。
直樹君は普段通りに?
二段ベッドの上段で眠ってしまったんだ。
仕方なくて私は、秀樹君が眠っていたという下段で眠ることにしたのだ。
だから嬉しい。
直樹君とのキスが嬉しい。
直樹君がやってくるまで、私は必死に声を押し殺していた。
でももう無理だった。
私は遂に口から漏らしていた。
その声に自分自身で驚いて直樹を見た。
直樹君は泣いていた。
泣きながら微笑みを浮かべていた。
「ママをもっとびっくりさせてやろう」
直樹君はそう言いながら、更に激しく私を揺さぶった。
直樹君は悪戯っ子のような目をしていた。
「でも、仏壇から『やめろ』って言われそう」
「あぁ、中村さんとこんな風になれるなんて……、本当に本当なんだよ。中村さんは俺の初恋の人なんだ。だからママだって許してくれるはずだよ」
直樹君は又ウィンクをした。


