その時、引っ越し業者の二人が睨んだ。
「すいません。私、この二人のお母様に頼まれてまして」
必死に言い訳をする私を直樹君が不思議そうに見ていた。
「あー、やっぱり!!」
「何なんだ?」
「ママが憑いて来た」
そう言った直樹君の横で秀樹君も青ざめていた。
「えっーーっ又かー!!」
大君までもが悲鳴を上げた。
(な、何なのよ!?)
私は訳も解らずただ呆然としていた。
三人は何を思ったのか、私が本当にお手伝いさんとして来たと勘違いしたようだ。
ただの口から出任せだったのに。
でも、それだけではなさそうだ。
三人の私を見る目が何かおかしい。
それが一体何なのか、私は考えあぐねていた。
その時私はある事実を思い出した。
私はすっかり忘れていた。
いや、上の空だった。
月末に七回忌の母親から頼まれるはずがなかったのだ。
直樹君がビックリするのは当たり前だったのだ。
ドキドキしていた。
上の空だった。
三人の目が気になる。
私は意気消沈しながらも其処にいるしか手がなかったのだ。
私は三人に案内されて庭に向かった。
其処は荒れていた。
フラワーデザイン装飾技能士三級の血が騒ぐ。
私の夢だった、自分の育てた花の花屋さん。
此処で試してみたくなったんだ。
「ごめんなさい!! 私が頼まれたのは、家事じゃないの。庭の手入れなの」
私は嘘の上に嘘を重ねていた。
大好きな直樹君と離れ離れになりたくないから此処に残る訳ではない。
私は心の中で言い訳をくりかえしていた。
「俺達も昨日着いた時、この庭を見て驚いたんだよ」
「爺さんは寂しい人で、やっと出逢えた孫の傍を離れたくなくなったんだ」
「ホラ美紀だよ、美紀が爺さんの孫だったんだ」
「俺達が大阪の社会人野球チームに入ることになった時、庭もキレイにしたはずなのに……」
「一ヶ月も経たないうちにこうなったようだ。爺さんはそっちの方が心配だったんだな」
「そうだよな。俺達のことより、家や庭の管理だな。よし、そうと決まったら早速ルームシェアだな」
「ルームシェア?」
「住める部屋は六個。そのうち三個は事情があって使えないんだ。だから残りの三個を俺達で割り振ったばかりなんだよ」
「すいません。私、この二人のお母様に頼まれてまして」
必死に言い訳をする私を直樹君が不思議そうに見ていた。
「あー、やっぱり!!」
「何なんだ?」
「ママが憑いて来た」
そう言った直樹君の横で秀樹君も青ざめていた。
「えっーーっ又かー!!」
大君までもが悲鳴を上げた。
(な、何なのよ!?)
私は訳も解らずただ呆然としていた。
三人は何を思ったのか、私が本当にお手伝いさんとして来たと勘違いしたようだ。
ただの口から出任せだったのに。
でも、それだけではなさそうだ。
三人の私を見る目が何かおかしい。
それが一体何なのか、私は考えあぐねていた。
その時私はある事実を思い出した。
私はすっかり忘れていた。
いや、上の空だった。
月末に七回忌の母親から頼まれるはずがなかったのだ。
直樹君がビックリするのは当たり前だったのだ。
ドキドキしていた。
上の空だった。
三人の目が気になる。
私は意気消沈しながらも其処にいるしか手がなかったのだ。
私は三人に案内されて庭に向かった。
其処は荒れていた。
フラワーデザイン装飾技能士三級の血が騒ぐ。
私の夢だった、自分の育てた花の花屋さん。
此処で試してみたくなったんだ。
「ごめんなさい!! 私が頼まれたのは、家事じゃないの。庭の手入れなの」
私は嘘の上に嘘を重ねていた。
大好きな直樹君と離れ離れになりたくないから此処に残る訳ではない。
私は心の中で言い訳をくりかえしていた。
「俺達も昨日着いた時、この庭を見て驚いたんだよ」
「爺さんは寂しい人で、やっと出逢えた孫の傍を離れたくなくなったんだ」
「ホラ美紀だよ、美紀が爺さんの孫だったんだ」
「俺達が大阪の社会人野球チームに入ることになった時、庭もキレイにしたはずなのに……」
「一ヶ月も経たないうちにこうなったようだ。爺さんはそっちの方が心配だったんだな」
「そうだよな。俺達のことより、家や庭の管理だな。よし、そうと決まったら早速ルームシェアだな」
「ルームシェア?」
「住める部屋は六個。そのうち三個は事情があって使えないんだ。だから残りの三個を俺達で割り振ったばかりなんだよ」


