「なぁ、まだ昔のこと
思い出すのか?」

「時々。」

やっぱ分かってらっしゃるこのお方。

「でも、もう自分の居場所
出来てるだろ。
守りたいものもあるんだろ。」

「はい。」

「だったら少しでも前に進んで
あいつらにも過去を話してやったら
どうだ?」