最強女総長は孤独な姫!?<上>


side.東

沙里に、そんな過去があったなんて・・・

今、アイツの目は闇に染まっている・・・

そんな沙里を見ていられなくて、俺は気がついたら・・・

沙里を抱きしめていた・・・

沙「東・・・?」

上目づかいで首を傾げてくる・・・

すごく、かわいい。

俺は・・・沙里が好きなんだ・・・

東「どうした?」

沙「なんで、抱きしめてるの?」

東「俺達は、裏切ったり、しないから・・・」

沙「ほんと・・・?」

東「ああ、だからそんな顔・・・するな・・・」

陽「そうだよ!」

竜「ああ・・・」

聖「そうですよ!」

仁「そうや、そうや!」

沙「皆・・・ありがとう!」

沙里は、涙をながしながら、俺達に微笑んだ。

すごく、綺麗だ・・・。

沙「でも・・・明日、後をつけないでね。今日は、帰る」

東「ああ・・・じゃあ、送る」

沙「分かった。ありがとう」

海「じゃあ、私も帰る」

東「聖、車をだしてくれ!」

聖「はい、分かりました」


_数分後_

聖「車の用意ができましたよ」

さすが聖だな・・・

準備が早い!

沙「ありがとう!聖!」

よかった。

いつもの沙里にもどった・・・

そして、皆車に乗り込んだ後、車は発進した。

5分ぐらいしたら、沙里と海里の家の前についた。

沙「バイバーイ!」

そう言って手を振ってきた。

陽「バイバーイ!」

そう言って、陽は手を振りかえしている。

そして、車が発進したら、俺は皆に話始めた。

東「なぁ・・・提案があるんだ」

竜「なんだ?」

仁「なんや?」

東「それが、明日、沙里達の家のかどに隠れて・・・」

聖「誰が来るか、見張るって事ですか?」

聖、すげえ・・・分かってる!

陽「じゃあ、海里に連絡して、沙里が家を出ようとした時に、見張ればいいんじゃない?」

竜「それまで、近くの店にいようぜ」

聖「じゃあ、電話しますね」

聖が海里に電話をかけはじめた

しばらくすると

聖「もしもし・・・聖です。はい・・・はい・・・」

陽「(コソッ)なにをはなしてるんだろう?」

東「(コソッ)だな・・・」

聖「えっ!?参加する!?ちょっと待ってて下さい」

なんのことだ?

聖「明日、海里も参加するって、言うんです」

陽「いいんじゃないの?」

東「ああ、いいぞ」

聖「はい・・・じゃあ、明日沙里に動きがあったら・・・」

動きって、敵みたいじゃん・・・

聖「はい・・・それじゃあ・・・」

そう言った後、聖は電話を切った。

明日・・・楽しみだな