最強女総長は孤独な姫!?<上>


ガチャッ

陽「遅いよ~!!」

沙「ごめんごめん、下っ端の皆が涙ぐんじゃって・・・」

聖「どうして、涙ぐんだんですか?」

沙「え?下っ端皆の名前を覚えてるよ!って言ったら・・・

海「えっ!全員覚えてるの?」

沙「当たり前じゃん!仲間なんだから!」

仁「でも、600人以上いるんやで!?」

沙「私、800人以上の名前、覚えてるよ?」

竜「・・・マジ!?」

あっ!竜がひさびさに喋った。

沙「だって、皆私の大切な人達なんだもん!」

もちろん、黒蝶の皆の事・・・

会いたいなぁ・・・

あっ!明日、涼に迎えにきてもらって行こう!

沙「ねぇ!明日、私出かけるから、倉庫に来れない。」

仁「なんで!なんで!なんで!」

沙「仁、うるさい!(殺気)」

仁「(ビクッ)」

ちょっとしか、殺気だしてないのに(笑)

東「なんで、来れないんだ?」

沙「出かけるから」

聖「どこに出かけるんですか?」

沙「大切なところ」

竜「・・・誰と?」

沙「大切な人と」

海「彼氏?・・・」

沙「違う、ちょっと電話して来る」

ガチャッ

プルルルル ガチャッ

涼『もしもし?沙里、どうしたの?』

沙「明日、家に迎えに来てほしい」

涼『明日?いいよ、何時に行けばいい?』

沙「お昼の12時30分ぐらい」

涼『分かった』

沙「分かってると思うけど、変装してね?」

涼『ああ、じゃあな』

沙「バイバイ」

さあ、帰るか