最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

その日に早く帰った俺は、まだ微かに息をする母親を見てる。

でも、怖かった。

ドアを閉め、玄関前にある2段の階段に腰を降ろし、固まってた。



「舜君…っ!!」



そこに駆け付けた、息を切らした晴香。

後ろにはパトカー。

中には冬樹が乗ってる。



「――ごめんっ!ホンマに、ごめんなさい!!」



「……あいつは、親父を殺した。せやけど、母親を殺したんは、きっと俺や…」



急いで救急車を呼べば、母親は助かったかも知れないからな。