最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

控え目に俺を見てる立石。



「――19の時、俺は親を見殺しにした」



「……っ!?」



軽蔑されても構わない。

ただ、立石は驚いても、軽蔑はしないだろうと口を開いた。

今現在、俺の周りでは晴香しか知らない過去。

二度と、誰かに話すつもりがなかった話。

晴香は加害者の妹。

俺は、被害者の息子。

本来なら、敵同士だったんだ。