最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

「真太郎がそんな性格だって、私より知ってるでしょ?弟なんだから、諦めて帰るんだね」



「だな。……邪魔して悪かった」



少し冷めたお茶を一気飲みし、帰って行く祐太郎。

立石の後ろをついて行き、年下ではあるが、頭を下げて見送った。



「すみません。こんな夜中に、常識がない友達で」



「別に」



湯呑みを一つ片して、2人分のお茶を淹れ直す立石。

まだ寝ないのだろうか。