最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

――私の父親は、私が元カレ・真太郎ーシンタロウーと別れた日に亡くなった。

大雨の日で、傘も役に立たない位、びしょ濡れになりながら仕事から帰って来たら、真太郎は女と居た。

私を幾度となく抱いたベットで、他の女を抱いたあいつが、不潔に見えた。

「最低」とだけ言い残し、自分の荷物を纏めて、真太郎のアパートを出た後、慰めて貰いたくて父親に電話を繋けた。

なのに、出る気配がない。