最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

オムライスを食べ終え、自身と下川さんの分のコーヒーを取りに行く。



「あ、立石さんありがとう」



ボーッとしてると、「お待たせしました」と井ノ原さんがやって来る。

…もうそろそろ帰ろうかな。

成美たちは発注の為にお店へ戻るけど、私は17時からシフトに入ってるし、それまでゆっくりしたい。



「井ノ原さん!雑貨どうですか?」



「頑張ってるよな?」



なのに、芽から井ノ原さん。

井ノ原さんから、私へと話を振られた。