最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

しかし、晴香さんが居たら出ないだろうと、すぐに切った。



「はぁ……っ」



食欲もなく、帰宅するなりベットへとダイブ。

ベット脇の棚にある体温計に手を伸ばし、熱を測ってみれば、まさかの38℃。

さすが成美。

母親なだけあって、敏感なんだ。

≪本当に熱あったよ≫

≪何度?≫

≪38℃。明日が休みで助かったよー≫

≪今日はありがとう。ゆっくり休んでね!≫

≪夜勤頑張って≫

メールを終えると、すぐに眠りに就いた。