最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

成美に車で送って貰ったらしい芽は、20分程で到着。

電話で事情を聞いたらしい芽は、どうやら見覚えがあるらしく、「こんにちは!」と話し掛け、すぐに本題に入った。



「彼女、雇い続けて良いですかね?」



「あ、はいぃ……;;」



「良いって佐由美!それじゃあ私、帰っても良い?これからマタニティーヨガの予約してるのよ!キャンセルしたら損じゃん?」



…私に訊かれても;;