最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

「良いですよ?私にはいくらでも“発注の才能ない”とか、何でもバシバシ言って下さい。でも、私の大切な人を侮辱するのだけは止めて下さい」



言いたい事を言い切り、海藤さんから目を逸らした。

視界に入れないようにそっぽを向いてると、誰かが咳払いし、別室に居る当事者を呼びに行く。



「絶対、許さないからな……」



「海藤、いい加減にしろ」



「すみません」



…後でどうなるかな。