最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

「でも、履歴書!;;」



「誰かと見間違えたんでしょ;;
だいたい、佐由美の誕生日が本当に3月だったら、1学年上になるよ?」



「あぁ……本当だ;;」



「俺が連絡した意味なんだったんだ……」



芽らしいと言えば、芽らしい間違い。

私は空いた席に荷物を置き、「どうするの?」と、成美に問う。

このままでは割り勘でしょ?

…財布の中、いくら入れてたかな……;;